2007年03月25日

摩擦熱で消えるボールペンを摩擦以外の熱で消してみる(後編)

これは後編です。先にこちらへ来た人は、まずは前編をどうぞ。




前編に引き続き、フリクションボールのインクが無色透明になる60℃以上の熱にさらされる場面を考えていきます。


場面3:ヒーター
寒い季節には足元が冷えるのでヒーターを置いている人もいるだろう。考えたら一番直接的な熱源だ。

ハロゲンヒーター
もらいもののハロゲンヒーター

ヒーターに付箋
パソコンのディスプレイの端っこにメモを貼ってる人がよくいるが、ああいう感じでうっかりヒーターに貼ってしまったら

文字が消えた
痛々しい姿に

この放射状のスポークというか、これ何て言うんだ、で守られている場所だけが消えずに残った。あんまり長時間置いておくと引火するかもしれないので注意していただきたい。

社会人の心得3:重要なメモをヒーターに貼るな


場面4:電子レンジ
職場に電子レンジが置いてあって、持参した弁当を温めて食べているという人もいるだろう。もし、仕事が昼休みにかぶってくるほど忙しい人なら、うっかり重要なメモを弁当と一緒に温めてしまう可能性もないとは言い切れない。ないかな。なさそうだな。

しかしここで冷静になってはいけない。こういう無意味なことをやってる最中に冷静さが戻ってくるとものすごく恥ずかしいのだ。気づかなかったふりをして先に進もう。

ラップで付箋を包む
ラップで包んで、温まりやすいようにちょっとだけ水分を加える

電子レンジに
電子レンジに入れる

すると、やはりこれでも

文字が消えた
消えています

付箋1枚だけを電子レンジで温めたことがある人って、日本全国探してもそうはいないんじゃないかと思う。貴重な経験をさせてもらった。って、誰に頼まれたわけでもないのだが。

社会人の心得4:重要なメモを電子レンジで温めるな


場面5:フライパン
弁当と一緒に大事なメモを温めるって、もし本当にやってしまったら末代まで語り継がれるほどのうっかり者だ。しかし、そこまでのうっかり者なら、野菜と一緒に重要なメモを炒めてしまっても不思議はない。メモを炒める、という行為自体は不思議だらけだが。

万が一のリスクも考えるのが社会人だ。検証しよう。フライパンでメモを炒めるほどのうっかり者が社会人として通用するかどうかは考慮に入れないものとする。

フライパンに付箋
油はひかずに、付箋を入れる。どちらかというと乾煎りですな

もう、やる前から答えは見えているようなものだ。

やっぱり消える
一瞬で消えた

糊の部分が溶けてフライパンに焦げ付いたりしないか心配で、ちょっと端を折ってみた。付箋は食べるものではないので、終わった後は念のためフライパンを洗っておこう。そして火の元には十分注意だ。

社会人の心得5:重要なメモを炒めるな


こうして、色の消えたメモだけが残った。死屍累々、といった感じだ。

文字の消えた付箋
傷つき倒れた仲間たち

万が一、このようにうっかりで大事なメモを消してしまったとしても、実は元に戻す方法がある。パイロットのフリクションボールのページによれば、「−10℃前後になると消去した筆跡が戻る場合があります」とのこと。

そうだ。冷凍庫だ。傷ついた彼らに、再び命を与えよう。って大丈夫か俺。

冷凍庫
冷やすのです

そして。


文字が戻った
見事、全員復活

よかったね。おしまい。

社会人の心得6:うっかり温めて消えてしまったメモは、とりあえず冷凍庫へ




まとめ:
何だかどうしようもなく脱線していく企画で、最後は落としどころを見失った感がありありなのだが、ただ一つ言えるのは、「このボールペンは楽しい」ということ。こんなにデモンストレーション魂をくすぐるボールペンは今までなかった。燃えるデモ魂。

[3/31 追記]ペンに付属のラバーで文字をこすって消した場合(つまり、正しい使い方をした場合)は、上の写真のようにきれいには復活しないこともあるようです。

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