2006年11月01日

メキシコ旅行記2005年3月 [5]:世界遺産チチェンイツァ その2

前記事で「続きます」って書いたまま忘れてた続き。

ククルカンの神殿の上から東のほうに見えるのがこちら↓

「戦士の神殿(Templo de los Guerreros)」または「千本の柱の神殿(Templo de las Mil Columnas)」と呼ばれています。登るのは禁止。「千本の柱」の名のとおり、たくさんの円柱で囲まれている。

上にはマヤの神チャック・モール(Chak Mo'ol)の像がある。かつてはこの像に生贄の心臓を置いたのだそうです。Chak Mo'ol というのはジャガーの一種を表すマヤ語の単語で、直訳すると「赤い爪」というような意味になる。アメリカ大陸最大の捕食動物だったジャガーは、古代から恐れられ、崇拝されてきたんですね。

ククルカンから北のほうを見ると、森の奥へ通じる細い道が見える。

この先にはかつてマヤ人の聖地だったセノテ(cenote)という泉があります。20世紀初めにここでエドワード・トンプソンという人が発掘を行って、金銀財宝やら生贄の骨やら何やらを大量に見つけたそうです(このとき使われたクレーンが遺跡入り口のトイレの前あたりに展示されている)。

ユカタン半島は地面が石灰岩でできているので、雨水は地面を通り抜けて地下水脈になる(そのため、ユカタンには川がない)。で、地下水脈の上の岩盤が崩落するとこのような泉になる。ちなみに、ユカタン半島の北の海には6500万年前、白亜紀末の恐竜大量絶滅を引き起こした隕石だか小惑星だかの衝突跡が見つかっているのだが、その衝突跡からある一定の範囲内にはこういうセノテがたくさんある、という話を読んだ記憶がある(どこで読んだか思い出せないorz)。

 

おまけ。
セノテへ向かう道沿いでは土産物を売る人たちがたくさんいて、地べたに商品を並べて必死に観光客を呼んでいる。日本人と見ると

「タカ〜イ? No タカーイ!」

「センブ イチ dólar! Diez pesos!」

などなど、日本語スペイン語チャンポンな売り文句が飛んでくる。誰が教えるんだこういうの。

ネタとしては面白いんだけどやや旅情を損なうんですね。この前のエルタヒンで1つ学んだのは、この手の呼び込みには“Gracias.”(ありがとう)と言っておけば(丁重に)断ったことになる、ということでした。

メキシコ旅行記 2005.3
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