2006年11月05日

メキシコ旅行記2005年3月 [7]:カリブ海

海。季節外れですが。

ユカタン半島の東岸はカリブ海に面したキンタナ・ロー州。↑はプラヤ・デル・カルメン Playa del Carmen という新興リゾート地。

このときは帰りの飛行機はメリダではなくカンクン発だった。なので帰国前日は物価の高いカンクンを避けて、近くでもっと安く上がる宿を探して1泊していく計画だったのです。

メリダからプラヤ・デル・カルメンまではバスで5時間。カンクンからだったら1時間程度でしょう。ここからフェリーで対岸のコスメル Cozumel という島に渡る。

見えてきた。↓

さすがにきれいな海ですな。

メリダのほうが生活感があってよかった。カリブ海側はやたら観光地化しているのが残念。ただ、おみやげ屋さんが充実していたので帰国前には非常に助かった。

メキシコ旅行記 2005.3
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今回の宿:Hotel Pepita
Playa del Carmen ではなく Cozumel です。美しいカリブ海に背を向ける立地になりますが、それでも歩いて数分なので問題なしでしょう。2人1部屋で1泊300ペソ、USドルだと30ドルでした。この値段でシャワー、トイレ、エアコン、テレビ、冷蔵庫まで備え付けられています。
フロントの従業員さんは英語・スペイン語どちらも可でした。客も白人が多くて、かなり英語が飛び交ってた。

2006年11月04日

メキシコ旅行記2005年3月 [6]:世界遺産チチェンイツァ その3

チチェンイツァその他いろいろ。

こちらは tzompantli といって、生贄の首を置く台座。首を置くだけでなく、首のレリーフまで彫ってある。

日本でもかつては晒し首などをやっていた時代があった。ただ日本の場合は生贄ではなく、刑罰・見せしめというような意味があったわけだが。

 

ここは「市場(Mercado)」と書いてあった。生活の場ですね。

 

こちらは“baño de vapor”ということで・・・サウナ!

あの暑い国でサウナに入りたくなる感覚が想像つかないけど。でもサウナに入って汗かいて外に出たら30℃でも涼しく感じるかもしれない。

 

こっから先は600年頃にチチェンイツァが建設された初期のもの。ピラミッドやなんかが出てくるのは(その1その2参照)もっと後の時代、チチェンイツァが最も繁栄していた12世紀頃です。

ククルカンに似ているけど、ククルカンよりだいぶ小さい神殿。

これは最近になって修復されたものなのだそうな。

 

「かたつむり(El Caracol)」というあだ名がついている天文台。

マヤの天文学とか暦の知識は有名ですね。

 

こちらは「修道女の家(Casa de las Monjas)」という名前がついている建物。ウシュマルでも見たけどマヤの神様 Chak の像が飾られている。

見どころはたくさん。ちょっと観光地化されすぎている感があるんだけど、ユカタン行ったらぜひチチェンイツァには足を運んでいただきたいです。

メキシコ旅行記 2005.3
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2006年11月01日

メキシコ旅行記2005年3月 [5]:世界遺産チチェンイツァ その2

前記事で「続きます」って書いたまま忘れてた続き。

ククルカンの神殿の上から東のほうに見えるのがこちら↓

「戦士の神殿(Templo de los Guerreros)」または「千本の柱の神殿(Templo de las Mil Columnas)」と呼ばれています。登るのは禁止。「千本の柱」の名のとおり、たくさんの円柱で囲まれている。

上にはマヤの神チャック・モール(Chak Mo'ol)の像がある。かつてはこの像に生贄の心臓を置いたのだそうです。Chak Mo'ol というのはジャガーの一種を表すマヤ語の単語で、直訳すると「赤い爪」というような意味になる。アメリカ大陸最大の捕食動物だったジャガーは、古代から恐れられ、崇拝されてきたんですね。

ククルカンから北のほうを見ると、森の奥へ通じる細い道が見える。

この先にはかつてマヤ人の聖地だったセノテ(cenote)という泉があります。20世紀初めにここでエドワード・トンプソンという人が発掘を行って、金銀財宝やら生贄の骨やら何やらを大量に見つけたそうです(このとき使われたクレーンが遺跡入り口のトイレの前あたりに展示されている)。

ユカタン半島は地面が石灰岩でできているので、雨水は地面を通り抜けて地下水脈になる(そのため、ユカタンには川がない)。で、地下水脈の上の岩盤が崩落するとこのような泉になる。ちなみに、ユカタン半島の北の海には6500万年前、白亜紀末の恐竜大量絶滅を引き起こした隕石だか小惑星だかの衝突跡が見つかっているのだが、その衝突跡からある一定の範囲内にはこういうセノテがたくさんある、という話を読んだ記憶がある(どこで読んだか思い出せないorz)。

 

おまけ。
セノテへ向かう道沿いでは土産物を売る人たちがたくさんいて、地べたに商品を並べて必死に観光客を呼んでいる。日本人と見ると

「タカ〜イ? No タカーイ!」

「センブ イチ dólar! Diez pesos!」

などなど、日本語スペイン語チャンポンな売り文句が飛んでくる。誰が教えるんだこういうの。

ネタとしては面白いんだけどやや旅情を損なうんですね。この前のエルタヒンで1つ学んだのは、この手の呼び込みには“Gracias.”(ありがとう)と言っておけば(丁重に)断ったことになる、ということでした。

メキシコ旅行記 2005.3
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2006年10月21日

メキシコ旅行記2005年3月 [4]:世界遺産チチェンイツァ

Chichén Itzá

世界遺産チチェンイツァにやって来ました。Chichén Itzá というのは“en la boca del pozo de los itzáes”「イツァ人の井戸の入り口に」という意味なんだそうな。新・世界七不思議にもノミネートされています。

New 7 wonders

こちらが有名なピラミッド。スペイン語で「城(El Castillo)」または「ククルカンの神殿(Templo de Kukulkan)」と呼ばれている。Kukulkán はマヤ神話に出てくる羽毛の生えた蛇で、アステカ神話では Quetzalcóatl ですね。

Chichén Itzá

高さは25m。途中、下を見て動けなくなって泣いている子供がいた。登るより降りるときのほうが危ないかなあ。

Chichén Itzá

 

上からの眺め。観光客が多いと頂上のスペースは少し狭い。人とすれ違うときに落ちたりしないよう注意だ。

Chichén Itzá

右に見えるのが球戯場。かなり大きい。

球戯場の全体は↓のような感じ

Chichén Itzá

ツアー客とおぼしき団体さんがいます。英語でしゃべってたのでアメリカ人かな。

日本人ツアー客も見かけた。日本から行くツアーは、カンクンを起点にすることが多いのだが、チチェンイツァに行くならカンクンよりメリダを起点にしたほうがいい(ビーチリゾートが主な目的なら話は別だけど)。まずメリダのほうがチチェンイツァに近いし、ウシュマルにも行ける。宿泊や食事もカンクンより圧倒的に安く上がる。自分で飛行機・ホテル手配して、うまくいけばカンクンツアーの半額くらいに収まる。

球戯場の壁の下にはレリーフが彫られています。これは生贄の首を刎ねるの図↓

Chichén Itzá

スポーツというよりは神聖な宗教儀式だったんだろうな。

続きます。

メキシコ旅行記 2005.3
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2006年10月17日

メキシコ旅行記2005年3月 [3]:州庁舎に行こう

ユカタン州の州都メリダ。市の中心部にはユカタン州の州庁舎があります。

Palacio del Gobierno de Yucatán

2階建てで、州庁舎にしては小ぢんまりとして見える(文京区役所とか箱モノを見ちゃうとそう思えるのかな)。入り口付近は銃を持った警官が警備してますが普通に入れます。入場料などは不要。

お役所っぽさをあんまり感じさせない雰囲気がよい。もともとは16世紀に総督の邸宅として建てられたもの。今ある建物は、その当時の設計を生かすように再建されたもので、1892年に完成したんだそうです。

Palacio del Gobierno de Yucatán

 

2階はギャラリー。マヤとかユカタンの歴史・伝説に関わる絵が多い。

とうもろこしから人類が誕生する図↓とか

Palacio del Gobierno de Yucatán

 

メキシコの国章にもなっている鷲と蛇↓とか

Palacio del Gobierno de Yucatán

ほかにもいろいろあり。絵には全部3言語(スペイン語、ユカタン・マヤ語、英語)で解説がついてます。んで、写真じゃわかりにくいけどでかいんです。時間があればちょっと寄ってみるのも悪くないと思いますよ。タダだし。

メキシコ旅行記 2005.3
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参考サイト: Gobierno del Estado de Yucatán

 

今回の宿:Hotel Mucuy
2人1部屋で1泊200ペソ(約2,200円)でした。メールで予約可。設備はシャワー・トイレ・扇風機。エアコンはオプション料金で1泊につき50ペソ追加。フロントにはコーヒーメーカーがあって5ペソくらいでコーヒーを入れてくれたりもします。
従業員がなかなか感じのいい人たちだったので好印象。場所は中央広場からは歩いて数分、市場へは10〜15分くらい、バスターミナルもがんばれば歩いていける距離です。

2006年10月14日

メキシコ旅行記2005年3月 [2]:世界遺産ウシュマル その2

前記事の続き。

こちら↓は総督の宮殿 Palacio del Gobernador という建物。これも宮殿という名前はついているが実際に何に使われていたのかは不明であるらしい。

Uxmal

上のほうにツアー客らしき集団がいます。3月に行くと日本人は少ないけど、ヨーロッパ・アメリカの人はよく見かける。ウシュマルではイタリア人(イタリア語しゃべってた)のグループがいて、俺がイグアナを追っかけてたら「そこの上にもいるぞ」とか声をかけてきた(←英語で)。

こちら↓は側面です。斜めからの写真しかなくてアレなんだが、「A」のような形をした門というかアーチのようなものがある(写真右端)。

Uxmal

この「A」形がマヤ建築の特徴です。前記事に書いた「修道院」にもこの「A」があった。

Uxmal

もうちょっと進むと大ピラミッド(Gran Pirámide)があります。このピラミッド自体の写真は撮ってなかった。上からの見晴らしはこんな感じ↓

Uxmal

ちょっと遠くを撮ってるのでぼやけてます。右奥に見えるのが「魔法使いのピラミッド」、左奥が「修道院」です。東京にいるとこういう果てしなく広がる森林とか、地平線とか、なかなか目にする機会がないので、ちょっとした感動を味わった。30℃を超える暑さの中を1時間近く歩いて、さらに30mくらいのピラミッドを登ったという苦労もあるしね。

ちなみに、このブログの写真は携帯で撮ってるのだが、メキシコで携帯カメラ使ってるとかなり変な目で見られる。日本人自体が珍しいというのもあるんだろうけど。

メキシコ旅行記 2005.3
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2006年10月12日

メキシコ旅行記2005年3月 [1]:世界遺産ウシュマル その1

ちと古いですが、去年春にユカタンに行ったときの写真など。

 

ウシュマル Uxmal という遺跡に行きました。マヤ古典期の遺跡で、世界遺産に登録されています。ユカタン州メリダからバスで1時間半程度。

入場料は88ペソ(約970円)。チケットには38ペソと書いてあるんだけど、なんかの名目で+50取られる。何だったかは忘れてしまったんだが。

入場券を売っているブースの下からいきなり砂まみれのイグアナが飛び出してきたからびっくりした。体長は50cmくらいだったかな。ウシュマルはセルバ(selva)と呼ばれる森の中にあるので、野生のイグアナが敷地内でも生活している。

イグアナは警戒心が強いようで、近づくと走って逃げてしまう。足はわりと速い。とりあえず、イグアナの後を追って入場。最初に目に入るのがこれ↓

Uxmal

魔法使いのピラミッド(Pirámide del Adivino)というんだそうです。写真ではわかりにくいがすごく高い。しかも傾斜もきついし。そんなところで

NO SUBIR (「登るな」の意)

って・・・いやいや、登れと言われたとしてもなかなか登れないよコレ。まあでも、かつてマヤ人の神官なんかは登ってたんでしょうな。恐るべし。

イグアナがこの壁を軽快に駆け上っていきました。こういうときにあの鋭い爪が役立つのね。日本で見るイグアナなんてペットショップのグリーンイグアナくらいなもんで、なんだかもっさりしてて軽快なイメージとは程遠いんだけど。

こちら↓は Cuadrángulo de las Monjas (スペイン語で「修道院」というような意味)という建物の壁。マヤの雨の神 Chak の像がある。

Uxmal

修道院という名前ではあっても、もちろんキリスト教の施設ではない。個人的には、もうちょっとよい名前はないのかな、とも思ったりする。まあ、カトリックの国だからそういうものなんでしょう。

イグアナにも出会えました。そっと近づかないとすぐ逃げます。

Uxmal

修道院から球戯場 Juego de pelota と総督の宮殿 Palacio del Gobernador を臨む。3月でも気温は30℃を超えます。

Uxmal

古代マヤの球戯は2チームに分かれてゴムのボールを蹴り合い、先にゴールの輪っかに通したほうが勝ち、というものだったそうです。勝ったほうのキャプテンには神々への生贄に捧げられるという「栄誉」が与えられたとか。罰ゲームではない。嫌だな〜

Uxmal

長くなりそうなので2回に分けます。続く。

メキシコ旅行記 2005.3
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参考(特に遺跡内マップ):Arqueología de Yucatán (スペイン語)